10月末に「誕生日フェスタ」に行きました。 知的ハンディを持つ人が、誰にでも年に一度めぐってくる誕生日に、自分が今日生かされているありがたさを感謝すると共に、知力ハンディキャップのことをみんなの問題として考えようという「誕生日ありがとう運動」の中の大きな行事の一つです。 企画段階から当日の進行まで、当事者がボランティアスタッフと一緒に考え、作り上げたそうで、プログラムにはいろんな工夫があり、和やかな、笑いの絶えない集まりでした。
ターミナルケアの講習でお世話になった高木 慶子先生が開設を働きかけた「日本グリーフ(悲嘆)ケア研究所」が、来春始動し、高木先生が初代所長に就任されると新聞に報じられていました。 「死期を知り、自暴自棄になる患者、沈み込む家族、その話に耳を傾け、不安や悲嘆を和らげ、遺族となった方々には生きる喜びを取り戻してもらいたい」と豊富を語っておられました。
誕生日フェスタとグリーフケアのことにふれて、生まれてくることの不思議、別れていくことの必然を少し考えました。 生まれてきて別れていくまでの、重荷を負うて遠き道を行くがごとき一生の間に出会う人が財産だと言います。 その通りだと思います。
お蔭で今年もたくさんの人に出会うことができました。 その人たちから勇気や元気をもらったり、慰められたり、励まされたり、
泣いたり、笑ったり、いろんな出会いがありました。 来年はどんな出会いがあるか、楽しみです。
年明けは「自律訓練法」「呼吸法」そして心療内科の先生の「ストレス病の予防と治し方」の講演会に行って来ます。 しっかり聞いて、何かお伝えできたら良いなと思っています。
スタッフ便りを読んでくださったみなさん、ありがとうございました。 来年もよろしくお願いいたします。 来る年がみなさまにとってどうか佳い年になりますように。